19日、福島と宮城県名取市で。
被災地に立ち、身体と心に沁みる様に感じたこと … 地震と津波。 この大きな自然の破壊の脅威の前で人間は全く無力であり、 受け入れる以外に何が出来るのか ということでした。 天災が、人間の生活を根こそぎ持っていった。 抗えなかった のだと、ただただ、そのことを思いました。 だから手を合わせ、祈ることしか出来ませんでした。 原発は 放射能は 人間が作ったものです。 その土地に住まない人が、その土地に住まない人たちの利益のために作り、 そしてその地に住む人たちの生活を奪った。 人影のない日曜日の山村。 気配のなくなった牛舎。 閉め切られた家々の窓と 閉じた商店のシャッターからは、 無言の抵抗と怒りの声が聞えてくるような気がしました。 人災を前に、 私たちはもっともっと、声を発しなければいけないと痛感しました。 原発の再稼動? なめんじゃねえ。 どれだけ奢れば気が済むのか。 天災と人災を分けて認識するべきなのだと、はっきり思いました。 原発問題は、人災です。 だから抗うことが出来たはず、出来るはずなのです。 心ある人間ならば、あの無言の町を見て 原発が必要だなんて、どうして言えるのでしょうか。 被災地を実際に見て、 和合さんの「詩の礫」の言葉、ひとつひとつの<方向性>が、 私の中で明確になりました。 言葉がどこに向かうのか。 悲しみはどこにあるのか。 怒りがどこへ向かうのか。 東京から 『つぶやきと叫び』がやらなければいけないこと、 目的と行動が、 より鮮明に自覚された一日でした。 ―加藤翠
by yugikukan2
| 2011-06-21 07:36
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2015年 遊戯空間公演情報
鏡花×劇『草迷宮』
7月25日(土)、26日(日) 会場:梅若能楽学院会館 原作:泉鏡花 構成・演出:篠本賢一 『心中天網島』 10月29日(木)~11月3日(火) 会場:上野ストアハウス 作:近松門左衛門 演出:篠本賢一 ※都合により演目変更いたしました。 『全段通しリーディング仮名手本忠臣蔵』 12月8日(火)~10日(木) 会場:浅草・木馬亭 作: 竹田出雲、三好松洛、並木千柳 演出:篠本賢一 皆様のご来場をお待ちしております。 詳しくは http://www.yugikukan.com カテゴリ
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